- Word、Excel、PowerPoint、PDFなどの翻訳をどうするのがおすすめ?
- 急に文書の翻訳を頼まれた、さて困った!
- 効率よく翻訳したいな
- 社外秘の内容もあるから機密性も守りたいぞ
こんな悩みありませんか?
今やビジネスシーンで当たり前に使われるのが、Microsoft(マイクロソフト)のWord、Excel、PowerPoint、PDFですね。
海外企業・顧客とのやりとりで使うとなると、日本語⇄外国語に翻訳しなければなりません。
ただ、自分で意味を調べて翻訳するのも時間がかかり、気が遠くなるような作業ですし、マイナーな言語ほど専門的な知識が必要になってきます。
ましてや、人を雇ったりするとお金や時間もかかる…
この記事では、Word、Excel、PowerPoint、PDFなどを英語や中国語などの外国語に翻訳する方法を紹介していきます。
今回紹介する方法をうまく活用し、金銭・時間的コストを抑え仕事を進めましょう。
- 簡単な文章、短い部分的な翻訳→Google翻訳やDeepLで十分
- 機密性の高い、専門的な内容→AI翻訳サービス「COTOHA Translator」がベスト
- 単発で仕事を依頼→クラウドソーシング「Bizseek」
- 長期で翻訳に特化したパートナーが欲しい→オンラインアシスタント 【フジ子さん】
Word(ワード)Excel(エクセル)PowerPoint(パワーポイント)PDFを翻訳する方法
Word、Excel、PowerPoint、PDFなどの文章を翻訳する方法は主に以下の5通り
- WordやExcel、PowerPointの翻訳機能
- 無料翻訳ツール(Google翻訳、DeepL、Grammarly)
- クラウドソーシング
- オンラインアシスタント
- AI(人工知能)
無料と有料のサービスがあります。
無料には無料なりの翻訳精度と情報漏洩リスクがあるので詳しく解説していきます。
WordやExcel、PowerPointの翻訳機能
そもそもMicrosoft WordやExcel、PowerPointには翻訳機能がついているので、簡単に翻訳できてしまいます。(Office 365のExcelやPower Pointにも翻訳サービス“Microsoft Translator”が組み込まれた)
単語だけでなくフレーズ、ドキュメント全体を他の言語に翻訳可能です。
翻訳元の言語は自動検出され、翻訳先の言語を選択するだけで簡単に翻訳できるので便利!
ただ1つだけ欠点があります。
それは、文章がセキュリティで保護されていない形式でインターネットを経由し翻訳されるので、機密性の高い内容の翻訳には向いていません。
- メリット:手軽に使える
- デメリット:機密性の高い文章の翻訳には向いていない
- 予算:タダ
無料翻訳ツール(Google翻訳、DeepL、Grammarly)
みなさんがよくお使いになるGoogleの翻訳サービス「Google 翻訳」でも「.doc、.docx、.odf、.pdf、.ppt、.pptx、.ps、.rtf、.txt、.xls、.xlsx 」といった形式のドキュメントをアップロードして翻訳できます。
もちろん一部の文章を翻訳することも可能。
ただ、デメリットとして、機密性の高い文書の翻訳には適していません。
また、Google 翻訳を利用したことがある人ならわかると思うのですが、長い文章になるほど翻訳精度も微妙です。
たまに「おや?」というような翻訳結果が表示されることも…
最近では、翻訳精度の高いDeepLを導入する大手企業も増えています。
無料で利用でき、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで精度の高い翻訳が可能です。
また、Grammarly(無料)を導入することで、英語のスペルミスや文法ミスを自動で検知&修正することができますよ。
- メリット:手軽に使える
- デメリット:機密性の高い文章の翻訳には向いていない、長文だと翻訳精度が落ちる
- 予算:タダ
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、オンライン上で翻訳やその他業務の発注をできるサービスのことです。
応募者はフリーランスからプロの翻訳者まで様々で、翻訳可能なレベルにもバラツキがあります。
特に、インターネットで知り合った翻訳者に機密性の高い文章の翻訳を依頼する場合、情報漏洩についてしっかりと考える必要があります。
- 翻訳者がクラウドソーシングにID(免許証やパスポートなど)を登録している
- 承諾なしに第三者に秘密情報を提供・開示・漏洩してはならない旨の機密保持契約に同意してもらう
といった条件は、トラブルを防ぐためにも最低限守ってもらうべき。
あと、初めからいい翻訳者に依頼できるかはわからないため、ちゃんとした人が見つかるまで何回か募集する必要があります。
いずれにせよ機密性の高い情報の翻訳は、何回か仕事を依頼した信頼できる人物に任せるべきです。
- メリット:気軽に仕事を依頼できる
- デメリット:信頼できる人が見つかるまで募集する必要がある
- 予算:料金は発注の方法による(翻訳相場は1文字数円〜など)
オンラインアシスタント
オンラインアシスタントとは、インターネット(オンライン)を通じた秘書(アシスタント)業務のこと。
翻訳だけでなく、営業・経理・人事・Web・総務などあらゆる分野のプロがチームとなってサポートしてくれ、人を雇うよりもコスパがいいのが特徴です。
翻訳を含めた業務は【フジ子さん】がおすすめ!(1週間の無料トライアルあり)
ノウハウもチーム内で共有してくれるため、説明の手間がかからない点は嬉しいですね。
ただ、月額での契約となるため、単発での翻訳業務には向いていません。
翻訳業務を誰かに任せたいけど、社員を雇うのはちょっと…という方にオススメのサービスです。
- メリット:翻訳のプロ、アシスタント業務のプロがサポート(チーム内でノウハウをシェア)
- デメリット:月額制なので単発での依頼には不向き
- 予算:月額数万円〜
フジ子さんについて下記の記事で解説しているので参考にしてみてくださいね。
AI(人工知能)
NTTコミュニケーションズが提供するAI翻訳サービス「COTOHA Translator」は
Word、Excel、PowerPoint、PDFをドラッグ&ドロップするだけで一瞬で翻訳可能なイチオシの翻訳サービスです。(レイアウトもそのままで、翻訳精度はTOEIC900点レベルのビジネスパーソンに匹敵)
翻訳対応言語:日本語⇄英語、日本語⇄中国語(簡体字)
- 翻訳データ、登録された辞書やログインID、パスワードなどの情報はすべて暗号化
- 翻訳テキストログは一切保持せず、翻訳結果も指定した期間経過後にサーバーから自動削除
というように強固なセキュリティを誇り、システム上に機密情報が残ることはありません。
1ヶ月の無料トライアルがあるので、気軽に導入できるのも嬉しいポイントですね。
ただ、こちらも月額制なので、単発での翻訳業務には向いていません。
人を雇うよりもコスパは良く、仕事のスピードも早いので
- 海外とのやり取りが多くなってきた企業
- 海外論文・情報収集
- 海外公的機関への文書申請・報告
- 現地社員やグローバル企業社内での情報共有
といった目的がある企業におすすめのサービスです。
- メリット:翻訳時間は人間の数十~数百分の一で専門用語も対応可能。暗号化により機密性も保持
- デメリット:月額制なので単発での依頼には不向き
- 予算:月額8万円〜(1ヶ月の無料トライアルあり)
Word,Excel,Power Point,PDFを翻訳する方法を比較
料金 | 翻訳精度 | スピード | 機密性 | |
Wordなどの翻訳機能 | 無料 | 長文ほど落ちる | 一瞬 | × |
無料翻訳ツール | 無料 | 長文ほど落ちる | 一瞬 | × |
クラウドソーシング | 1文字数円〜 | 人によってバラツキあり | 数日〜数週間 | △ |
オンラインアシスタント | 月額数万円〜 | 翻訳のプロが担当 | 数日〜数週間 | ◯ |
AI(人工知能) | 月額8万円〜 | TOEIC900点超レベル | 一瞬 | ◎ |
こうしてみるとそれぞれ特徴があり、状況によりうまく使い分ける必要があることがわかります。
- 簡単な文章、短い部分的な翻訳→Google翻訳やDeepLで十分
- 機密性の高い、専門的な内容→AI翻訳サービス「COTOHA Translator」がベスト
- 単発で仕事を依頼→クラウドソーシング「Bizseek」
- 長期で翻訳に特化したパートナーが欲しい→オンラインアシスタント 【フジ子さん】
ビジネス文書の翻訳に最適なのはAI
無料で利用できるものは、翻訳精度や脆弱性に関しては、やはりそれなりのクオリティです。
ビジネスで使うものだからこそ、セキュリティや翻訳スピード、コスパなどをよく考える必要があります。
特に、金融、製造、医薬、法律、特許といった業種や社外秘など機密性が求められる内容の翻訳は、情報漏洩の危険が懸念されるため、機密保持契約を結べる【フジ子さん】を推奨します。